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2009年8月31日月曜日

ペギン会修道院の庭3



ブルージュ(ベルギー)のペギン会修道院の中庭を描いたうちの1枚。
広々とした庭に聳えている沢山の木々が地面に長い影を落としている。そのせいだろうか、外からここに入ってくると、ひんやりと心地よい風が吹いているような感じをうける。中庭を取り囲むように立ち並ぶ建物の壁と緑の絨毯が織り成すなんとも不思議な空間だ。
オードリー・ヘプバーンの「尼僧物語」の舞台として使われたことでも知られている。

11.may.2009.  F4 マーメイド水彩紙 ペン  透明水彩


2009年8月26日水曜日

ドュルヴュイの朝


ドュルヴュイに泊まって2日目の朝、 町の南側にある丘の上に登ってみた。
広場の一角に裏山へと登れる石段があり、細い急坂を上がること10分ほどで、丘の上についた。前夜の雨で、道がぬかるんでいたが、滑ることもなく無事に登りきることができた。あたりを眺めてみると、丘に続く道をはさんで気持ちのよい景色が広がっている。丘の上に何軒かの家が所々に建っていてそれ以外は木々や芝生に覆われている。
さっきから気になっていた大木を入れて1枚描いてみることにした。

08.may.2009. Durbuy  マーメイド水彩紙 F6  
 ペン  透明水彩



2009年8月24日月曜日

ドュルヴュイの黄色い家



ベルギーの小さな街・ドュルヴュイに泊まって、町を歩きながらスケッチをする。
泊まったホテルの東側にある陸橋を渡って、のぼり坂を行くと、川のたもとに大きな屋根の教会がある。
その教会の横を下っていくと、黄色いドアの可愛い家が目に留まる。いかにもこの街にぴったりの雰囲気の小さな家で、さっそく絵に描くことにする。スレートの屋根瓦が葺いてあり、其の上には、大き目の煙突がのっかっている。こんな煙突なら、細身のサンタが中に入ることもできるのではと、勝手な想像をしながらペンを運ばせていく。
鉄製の格子戸の向こうに中庭がみえているが、緑とレンガ色と、黄色のドアと、物語に出てくるような配色に見入ってしまう。
パレットの色を沢山使いたくなってしまうような賑やかさを味わいながら、暫らく時を過ごした。

09.may.2009. Durbuy     マーメイド水彩紙     
荒目   235g    ペン  透明水彩


2009年8月23日日曜日

グランプラス付近の広場



ブリュッセルのグランプラスに程近い小さな広場の眺めを描いてみた。
街の中心グランプラスの近くだけあって、人の数が多い。この小さな広場も大勢の人で賑わっていて、店に品物を運ぶ軽トラックや昼時を控えて忙しく働く人の姿、広場にぽつんとあった小さな雑貨の店もだいぶ繁盛している様子だ。
少し赤黄に色を染めた街路樹が立ち並んでいて、強い日差しの中で、ほっとするような日陰をつくってくれる。其の一つに入ってスケッチしていたが、いつの間にか、昼時になっていた。


07.may.2009. マーメイド水彩紙  F6  荒目 235g  ペン  透明水彩




2009年8月21日金曜日

ペギン会修道院の庭2



ペギン会修道院の中庭の入り口にあたる場所から描いてみた。
観光客もそろそろ賑やかになってくる時間で、この辺りを通っていく人も多くなってきた。深閑とした中庭にはいると、中はとてもひんやりしていて、気持ちの良い風も吹いている。この庭で、別に2枚ほどスケッチしてから、表に出て、橋の辺りからもう一度眺めてみようと思う。
地元の中学生の課外活動があるようで、学生の姿が目立ち、とても楽しそうな笑い声が聞こえてきたりする。

11.may.2009. Begijnhofにて  マーメイド水彩紙 F4   ペン  透明水彩


2009年8月20日木曜日

三楽の坂(小金井市)


坂上に、小金井第四小学校がある。この坂の東側に大正時代、実業家の前田家が別荘(三楽荘)を建設したところから「三楽の坂」とよばれる。
東京経済大学の横の「くらぼね坂」を描いてから、ここへ来る途中に、弁天坂があったが、以外に小さな坂で見落としてしまいそうなほどだ。

三楽の坂は、別名「学校の坂」とも呼ばれているようだ。こんもりとした木々に覆われていて、暑い日ざしを防いでくれる。急坂を行き交う車も多いので立ち止まっているには、注意が必要だ。

19.Aug.2009.  F6  モロー水彩紙   ペン  透明水彩


2009年8月18日火曜日

昼下がりの「質屋坂」


小金井市の連雀通りからハケの道にかけては、立川段丘の崖線が続いている。薬師通りとの間には、幾つか、坂道になっているところがあり、その一つ「質屋坂」を描いてみた。
坂の途中にある古びた民家の門口から描いたみた。夏の日差しが背の高い木にさえぎられて、日陰になっている。其処に入って描いていると、自転車を押していく初老の男や、立ち乗りでいく若者、買い物帰りの老婆など、いろいろな人が行き交っている。
古道が通っていた場所で、今でも昔日の面影を残しているように思う。


17.aug.2009.  G4  ミューズ ランドスケープ  ペン  透明水彩


2009年8月15日土曜日

グランプラス付近の路地

ベルギーのドュルヴュイという町から、ブルージュへ移動する途中で、ブリュッセルに立ち寄った。昼前に着いてから、グランプラスの近くでスケッチをしたうちの1枚。
ここの前を通ったときから、気になっていた所で、もう一度戻ってきてから腰をすえることにした。人通りが多いところなので、昼に近づくにつれて行き交う人の姿がふえてきたが、そんなことは全然気にならなかった。むしろ、人込みのなかに居る方が、この街の雰囲気には合うような気がしてきた。
暗い路地の奥に教会らしい建物と屋根が見えていて、奥まった路地の向こうに誘われていくような不思議な感じを味わいながら一気にスケッチを終えたのを思い出す。通りに面したところには、小さな広場があって、この辺りもいい感じの所で、他にも3枚ほどスケッチをしたころ、ようやく昼近くになっていた。

07.may.2009.  ブリュッセル マーメイド水彩紙  荒目 235g  ペン  透明水彩


2009年8月9日日曜日

ペギン会修道院の庭


ベルギーのブルージュに泊まった翌日、前日に見ておいたペギン会修道院に朝からでかけた。ここの中庭の風情がとても素晴らしく、朝方の光でもう一度見たいと思ったからだ。期待通りに、人の姿もまばらで、中庭に無数に聳える木々の緑と、建物の影に囲まれた静かな庭が、そこにあった。

あいにくと、教会の修復があるのか、工事が始まるところだったが、それを背中にして一枚目は、入り口から入った辺りを描いてみた。敷石と地面に映る影がとても素晴らしく、心を穏やかにさせてくれる静かさの中で、しばし、時が立つのを忘れて描いたのを思い出す。

11.may.2009.  Begijnhofにて  モロー水彩紙 粗目 185g   F4  ペン  透明水彩