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2012年8月26日日曜日

モンテフリオにて

モンテフリオの町に三泊していろいろなところを描いて来た。
古い町並みの残る町中もいいが、町から少し離れたところに広がる

自然がすばらしい。
スペインに限らず、ヨーロッパにある数多くの村や町の中で訪ねて

歩いたのはほんの僅かにすぎないが、どこの町でも村でも、「ここが
一番いいところだよ」という地元の人の話を聞くことが多い。
モンテフリオの町も、そのひとつで、また訪ねてみたくなる所だ。


23.Apr.2012-22.Aug.2012  F6 レタリングペン2.0ミリ 透明水彩
モロー水彩紙  細目

町へ続く道 2

スペインのモンテフリオで泊まったホテル近くの風景を描いてみた。
夕刻の空はだんだん明るさを失いつつある。ホテルの建物の裏手
には、畑があり、遠くの丘の上まで広がるオリーブ畑が見渡せる。
この道を降りていったところに、モンテフリオの旧市街に続く小さな
橋が架かっていて、町へ続く道の分岐点になっている。
静かな夕暮れの眺めを見ていて、何気ない風景の中にある美しさ
に気づかされたひと時だった。


23.Apr.2012-22.Aug.2012. F6 レタリングペン2.0ミリ  透明水彩
モロー水彩紙 細目


2012年8月22日水曜日

モンテフリオの家並み

モンテフリオの町は、朝の風景がいい。スペインの太陽のせいか、
日差しが強くて影がくっきりとみえている。
この日は、時間も早いためか、あまり人の姿をみなかったが、町

の高台にある教会の前の広場まで来ると、老人が何人か話をして
いる。話し声が遠くから聞こえてくるほど、元気がいいお年寄りば
かりだ。広場から見える家並みを描いてみた。

22.Apr.2012-22.Aug.2012 F6  レンリングペン2.0
透明水彩  モロー水彩紙

2012年8月21日火曜日

アルハンブラ宮殿にて

スペインを旅して絵を描くという願ってもない機会に恵まれて
日本を発ったのが四月下旬。
二日目の昼近くに、アルハンブラ宮殿に寄って観光することに
なっていた。観光ツアーで入る入り口とは違うところへ案内する
というので、現地ガイドの後について歩き出す。スペインのこの
辺りでは、新緑が綺麗な季節のようで、緑のトンネルを行く気持
ちになる。
歩き出してまもなく、ふと右手を見ると、見学がすんだのか、思い
思いにくつろいでいる人の姿がある。これからの旅に夢が膨らむ
そんな気分にさせてくれる。太陽と緑と気持ちの良い空気を楽し
みながらスケッチをする。


21.Apr.2012-21.Aug.2012  F6  レタリングペン2.0ミリ
透明水彩  モロー水彩紙

2012年8月14日火曜日

ロンダの旧市街にて2

先ほどの場所(旧市街にて1)石畳の道を下っていくと、道が
大きく左手に曲がっている。その辺りから振り返ってみると、
急坂の上に見上げるほどの高い家があって、路地に落ちる
影が建物の壁の色とコントラストを際立てている。
ロンダに滞在中に、何度も行き来したこの道で、明暗の綺麗

な時間を楽しみながらスケッチしたのを思い出す。

27.Apr.2012-14.Aug.2012 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

ロンダの旧市街にて


この日も朝から天気が良い。旧市街に来て見ると、
メインの通りから外れた路地は、人影もなく静かな佇まい。
最初に目に留まったのがこの眺めだ。高い建物の影が
路地を斜めに横切っていて、なんとも魅力的な風景だ。
路地の右側に寄って、左斜めに高い建物を描いてみた。


27.Apr.2012-14.Aug.2012 P6  ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2012年8月13日月曜日

マラガのレストラン

スペインの最後の滞在地マラガで、市内を散策する。マラガはピカソ
が生まれた町で、幼年時代をここで過ごしていることから、市内には
ピカソの生家が残っている。また、作品を収蔵した美術館もあって、
前から行ってみたい町の一つだった。
ピカソが子供時代に良く遊んだ広場があって、今でも鳩の群れが餌

を啄んでいる。ピカソの手になる鳩のデッサンは、有名な絵の一つ。
この店は、市内では有名なレストランらしく、マラガの地元料理を食

べさせるところのようだ。名前は、MARIANOという。

28.Apr.2012.-13.Aug.2012 P6 ダーマートグラフ
透明水彩  画用紙

2012年8月11日土曜日

午後の中庭 2

スペイン旅行の二日目。前夜泊まったトレモリーノスから
モンテフリオの町へ移動する途中で、グラナダに寄る。
アルハンブラ宮殿を観光しながら散策して回る。幾何学
模様のイスラム建築の粋を堪能してから、宮殿の中庭に
下りる。
噴水には水が湛えられていて、木陰を渡る風が涼しい。
アルハンブラ宮殿のいたるところに噴水や池の設備が施
されていて、当時のサルタンの富と権力を象徴的に示し
ているようだ。

21.Apr.2012-08.Aug.2012.  P6
 ダーマートグラフ  透明水彩

夕暮れ時

スペイン滞在二日目。前夜泊まったトレモリーノスの街から、モンテ
フリオへ移動する
途中でグラナダに立ち寄って、アルハンブラ宮殿の中を見て回る。

バスの運転手が偶然にもアルバイシン地区の出身で、アルハンブ
ラ宮殿を展望することができる広場へと案内してくれることになる。
この辺りは、イスラム系の人が多く住む地区で、広場のまわりは

とても賑わっている。しばらく街の中を散策しているうちに、日が
だいぶ傾いてきて、あたりも暗くなってきた。
日本とは違って当地では、犬の糞を片付ける習慣がないので、
気をつけて歩かないといけない。

21.Apr.2012-07.Aug.2012 レタリングペン 透明水彩
モロー水彩紙細目
  P6

アルコスの路地にて

スペインのロンダに滞在中、アルコス・デ・ラ・フロンテーラArcos de la Frontera へ、一日かけてスケッチに出掛ける。ロンダ
の街からバスで一時間ほどで、遠くから見上げるような丘の上に立
つ町並みが見えてくる。

旅行社のはからいで、パラドール・デ・ラ・フロンテーラParador
 Arcosde la Fronteraのテラスから絶景の眺めを描かせて貰
えることになった。
テラスから崖下を見下ろす景色は最高なのだが、生憎の強風で

画材を置いて落ち着いて描くこともままならない。
ここでの時間をあきらめて、街中の路地を歩いてみることにする。

結果として、これが自分にとっては正解で、落ち着いて対象に向
かい合えることができた。
海外で時間に縛られて絵を描くとき、何かここでものにしなければ

と思い込んでしまうと碌なことはない。その場の環境や天候に合わ
せて、目の前にあるものを受け入れ、どんなものでも選ばずに向

き合ってみる方が、予想外に印象深い時間がすごせるように思う。

26.Apr.2012-08.Aug.2012 ダーマートグラフ  P6
透明水彩  画用紙

2012年8月7日火曜日

朝の光 2

スペインのモンテフリオという町の教会に続く道を描く。横位置に
使って左右に広がる空間を表現してみた。いつも比べてみて感じ
るのだが、同じ場所で描いた縦位置の絵とはかなり雰囲気が変
わって見える。
22.Apr.2012-07.Aug.2012    P6  画用紙
ダーマトグラフ 透明水彩

2012年8月1日水曜日

午後の中庭

スペイン旅行の二日目。前夜泊まったトレモリーノスからモンテフリオ
の町へ移動する途中で、グラナダに寄る。
アルハンブラ宮殿を観光しながら散策して回る。幾何学模様のイスラ

ム建築の粋を堪能してから、宮殿の中庭に下りる。噴水には水が湛
られていて、木陰を渡る風が涼しい。アルハンブラ宮殿のいたると
ろに噴水や池の設備が施されていて、当時のサルタンの富と権力
象徴的に示しているようだ。
21.Apr.2012-31.Jul.2012.  P6
 ダーマートグラフ  透明水彩